みなさん、こんにちは。
クガイです。
石垣島で子供向けのヨットスクールがあるとお聞きし、石垣港フィッシャリーナというところにやってきました。

- ゆるいウォーミングアップはダッシュから
- 練習前にはミーティング
- ヨットも自分たちで準備します
- ヨットの教えは「風と波」に聞け
- ヨットを始めたきっかけは子供達から
- オリンピック目指してます!!
ゆるいウォーミングアップはダッシュから
ダダダー!!!!!

・・・え、走ってる?何これ?何か、小学生とコーチが全速力で走ってる。
・・・え、私も走るんですか??
走ってみました。



追いつけません。
もはや、コーチにすら置いてけぼりくらいました。
歩いていて気づいたんですが、みなさん足元、島ぞうりでいらっしゃる。
意味が分からない!!\(^o^)/
何でも、これはゆるいウォーミングアップとのこと。
私は、この時初めてゆるいにも色んな種類の「ゆるい」があることを知りました。
練習前にはミーティング
ウォーミングアップ後は、ドリンク飲んで一息つきます。

一息ついた後は、ミーティングです。

コーチである前田さんが今日の風速やコースの説明をしていきます。
ちなみに平久保気象台(石垣島の北部に位置する「平久保」という地域にある気象台デス)によると、本日の風速は「15m/秒」。これまでの練習では経験したことのない風速だそうな。コースを走る皆さんドキドキのようです。


念入りにコースの説明をするコーチ。
で、ここでいいな〜と個人的に感じたことが
「風の動きを予想しろ」
「考えろ」
と終始、練習生に徹底して考えることを促していたコーチの言葉でした。
説明しつつも全て教えるのではなく、子供達一人一人に考えさせようとしております。
相手が小学生であろうと、変に甘やかすということはしないのですね。
クガイ、勝手に感動しておりました。

ヨットも自分たちで準備します
さて、ミーティング後はいよいよヨットに乗ってまいります。
が、その前に、準備!ということで、各自ヨットに乗る準備をしております。

すげー、自分で準備できるんだ。。。


いそいそと準備している練習生にインタビュー。
長い人は4年続けている人もいます。
1年でこんなにテキパキ準備してるんですか!?
どうしてヨットを始めようと思ったんですか??
体験してみたら、面白かったのでそのまま入会して続けています。
1年生ですか!!?すごすぎです。そして、ハキハキ話す小学生にも感動です!!



で、その小学校から頂いたんです。
今年のゴールデンウィークに希望者は、台湾に行く予定なんです。
すげー、台湾とも交流があるのね。


親子でコミュニケーションを取りつつ、ヨットを組み立てる姿が何だかほんわかしております。
そして、「いってら〜」と皆さん一寸法師のようにスーッと出発していったところで、私は別の船に乗り込みます。


ヨットの教えは「風と波」に聞け
あっという間にヨットが後ろに・・!?
今日、風強いんですよね!?大丈夫なんですか!?


基本的な漕ぎ方は教えるんですけど、あとは風と波に教えてもらうのがヨットなんです。
始めたばかりの頃は落ちたりする子もいるけど、そういう時はすぐに助けてあげますよ。
でも、慣れてくると落ちてもすぐに自分たちで上がったり船から水を出したりできるようになりますよ。

ヨットを通して皆さん、たくましくなっていくんですね。
ちなみに、多賀さんは関西のご出身で、石垣島に移住してから20年になるそうな。

引退してないのよ!現役よ!!
ガッハッハー!
前田コーチは、どこまでも豪快な方です。
実は、前田コーチは学生時代にヨットにどハマりしそれから国内大会で優勝しまくった上、国際大会にも出場経験アリという猛者です。
で、それだけではありません。
なんと、2009年には石垣島からヨットで2年かけて世界1周を行ったというヨットバカぶっ飛んだお方でございます。

風と波を読んで、全部自分たちで考えるの。
答えは風と波が教えてくれるよ。
そうすることで、自分の命というものに対して身をもって考えることにもなる。
自然が先生なのよ。
風と波が先生って、何だか小説に出てきそうな言葉。
かっこいー!!!痺れるぜ!!
子供達にヨットを通して海の素晴らしさを伝えたいって!
石垣って海に囲まれているけど、海で遊ぶ子供が正直少ない。
それって勿体無いないんだよね。
海は危険な場所じゃなくて、教えてあげると安心して遊べる場所なの。
海での遊び方を教えることで自然に興味も持てるし、サンゴにも興味を持ってくれる子も出てくるでしょ!?
さすがぶっ飛び野郎です。なんとも熱い思いを持っている。
やっぱり最初はなんでも教えてあげることが大事なのですね。


このジュニアヨットクラブですが、今年で設立5年目になるのだそうです。
子供達の乗っているヨットはOPと呼ばれるもので、世界中の人に楽しまれているヨットなのだそう。(OPの意味は英語の「optimist」で”楽天家”という意味だそう。素敵なネーミングだわん。)
このOPの特徴は強風下でも強い安定性が保たれて、安全に操船できるということでヨットの入門艇として親しまれているヨットでございます。

そして、風と波は差別をすることがない。
海の上、自然の中では皆、平等なんです。
だから、ヨットはロイヤルスポーツとも呼ばれているんですよ。
あとは、ホースィング(乗馬)、シューティング(射撃)もロイヤルスポーツですね。
自然に触れながらスポーツを触れることで、動物や自然に対する思いやりを育むこともできる。
自然が先生で、誰でも平等だからロイヤルスポーツなんです。
なるほど。なんて素敵な響きだろうか。


半年で漕げるようになるんですか!!?
目に見えない風を味方にして走る必要があるから、冷静に考えないといけないんです。
だから、経験を積んでいくと判断能力も自然とつくんです。
あと、海の上だと声が小さいと相手に届かないから声もはっきりしてきたりね笑

スーッと進めると気持ちいいんです!!
でも、風が強すぎるとコントロールが難しくなります^^;

※プレーニング→水面上を滑走すること。セーリング・ディンギーがリーチングなどでカッ飛んでいる状態。
引用:マリンショップ点鐘
生徒のみなさん、風に乗れた時が楽しいと口を揃えておっしゃっております。
確かに見ていて気持ち良さそう。
ヨットを始めたきっかけは子供達から
このジュニアヨットスクールでは、親御さんも一緒に船に乗って子供達の漕いでる姿を見守ります。

練習用の競争のためのコースを作るのもお父さんお母さんチームで、おいせおいせと作っていきます。皆の協力がないとできないスポーツなんだと間近で見ていて感じました。


で、3つくらい候補があって。
その時に、たまたま子供が新聞でヨットの体験会を見つけて「行きたい!」って言い出して。
それで、行ってみたら「楽しい!!!」となって、そのままヨットを続けているんです。
なので、親子揃って海が好きなんです。
海が身近にあるのに、海で遊ぶことを覚えないともったいないですよね。

で、子供が興味を持って体験会に参加してみたら、気に入ったようで。
なんで、ウチもそのまま続けています。

お父さん、お母さんにきっかけを聞くと、みなさん全員が「子供の興味」を上げております。好奇心を大事にするって素敵でございます。

生徒さんの大人顔負けのヨットさばきにも感動ですが、お父さん、お母さんが協力してコースを作るという一致団結している姿にも感動です。
チームプレーとはまさにこのことですね。。。
オリンピック目指してます!!
生徒の皆さんと話しをして感じたことは、みなさんハキハキと答えていたこと。
波と風と格闘しながらも頑張ってヨットを操縦している姿がなんとも印象的でした。
小学生だからと侮るなかれ、皆たくましくてかっこいい子ばかりでした。
私も、子供がいたらスポーツはヨットをさせたいと思ってしまった。。。

ちなみに、前田コーチ曰く
皆、楽しく頑張ってるよー!!
とのこと。
ぜひとも、石垣島出身のオリンピック選手を見たいものだ。
ジュニアヨットクラブは土日にやっているそうです。
5月のゴールデンウィークには、ヨットの体験会も大々的に行います!!とのことなので、
興味を持たれた方は是非是非、お子さんと参加してみては??
海は楽しいぜよ。
興味ある方はこちらまで〜。
クガイにお問い合わせメッセ送っても大丈夫ですよん。
- 場所:石垣フィッシャリーナ
- 日時: 土日・8:30(要確認)
- 代表:前田 博 (世界一周航海達成船長)
- 電話番号: 090-1875-8682
- お問い合わせ先:yaima-world@hotmail.co.jp